SGネクスト
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テーマ
ChatGPT & AIを活用したFP業務の効率化
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日程
2025年10月11日(土)
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時間
15時30分~17時30分
(所要時間:2時間00分) -
活動場所
四谷地域センター 11F 集会室4
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講師
李 彰敏(イチャンミン)氏 /AFP
SGネクストメンバー -
課目
・FP実務と倫理
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単位数
2単位
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参加人数
合計20名
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コメント
AIを用いた具体的なFP業務効率化や注意点を実例も交えながら解説。今回AIツールを活用して資料を作成した。用いたAIツールは、ChatGPT/OpenAIをメインに、DeepSeek、Gemini/Google、Copilot/Microsoftも利用した。
FP業務について最も重要なことは信頼関係を維持すること。その業務プロセスは6ステップあり、①顧客との関係確立とその明確化、②顧客データの収集と目標の明確化、③顧客のファイナンス状態の分析と評価・戦略の検討、④ファイナンシャル・プランの作成と提示、⑤ファイナンシャル・プランの実行援助、⑥ファイナンシャル・プランの定期的見直し。信頼関係を破壊を招く3大要因は、コミュケーションギャップ、利益相反の隠蔽、専門性の陳腐化。FP業務においては、FPの6分野の優先順位付けや得意分野の強化を行い、ヒアリング・コミュニケーション能力やIT/デジタルスキルが求められる。情報収集・資料作成・提案の差別化などの課題を解決するにあたり、サポートツールとしてAIは有用なツールとなる。
AIの進化により、作業時間の短縮や顧客対応のスピード向上など、FP業務は劇的に変化する。文書の自動作成・整理要約、ライフプランの初期案作成といった定型作業に対し、効率的に精度の高い処理や提案が可能になる。AIはFPを代替するのではなく、FPの価値を高めるもの。AIは事務的・分析的な業務を効率化し、FPは顧客の価値観や人生設計に寄り添うといったそれぞれの強みを生かした役割分担を行い、顧客のコーチ的な存在を目指すことが可能。
実際にChatGPTを用いて具体的な業務効率化を行い、様々なメリットが得られた。レポートやメールの文案作成では、時間の削減、文面の品質向上。質問の回答準備や提案書草案作成では、専門知識の補完、叩き台の早期作成、文言チェック。ライフプランニングでは、資産シミュレーションの自動作成。その他、家計支出の診断と改善アドバイス、金融ニュースの要約、投資アドバイス、保険アドバイスなど多岐にわたる。
AIの活用にあたり注意も必要。情報の正確性チェックは必須であり、答えを出すツールではなく、考えるきっかけを与える補助ツールとして活用する。個人情報は匿名化・要約化してセキュリティも考慮し、守秘義務との両立が重要。
AIを使いこなすことがこれからのFPに求められる新しいスキルセットであり、FPとしての専門性と人間力にAIの力をプラスすることで更に高い価値を提供できるようになる。