海外FP組織からの情報発信
国際CFP®組織FPSBが発信しているニュース等を紹介しています。
最新グローバル調査:ファイナンシャル・プランニングにおけるAIの役割拡大と実務家によるアドバイスの価値を探る
FPSBグローバル調査:ファイナンシャル・プランナー(FP)によるAI導入が進む — 業務効率化と生活者支援の拡大へ
世界のファイナンシャル・プランニング業界が「ワールド ファイナンシャル・プランニング デー(WFPD)」(2026年10月7日)を迎えるなか、国際CFP®組織であるFPSBは、最新のグローバル調査結果を発表しました。本調査では、人工知能(AI)が「生活者の金融情報との関わり方」及び「FPによる生活者支援の方法」の双方に大きな変化をもたらしていることが明らかになりました。
今回で2年目となるFPSBのグローバル調査「2026年ファイナンシャル・プランニングにおけるAIの影響」によると、世界中のFPが、業務効率の向上、市場分析の支援、並びにより多くの生活者へのサービス提供のために、AIの活用を進めていることがわかりました。一方で、生活者がAIの生成した情報を相談の場に持ち込むようになっているとの報告も寄せられており、厳格な専門的力量・倫理基準を順守するFPが果たす役割は、これまで以上に重要となっています。
「WFPD」は、ファイナンシャル・プランニングの価値、そしてCFP®認定者に相談することの大切さへの意識を高めるために制定されたものです。今年の調査結果は、まさにこのメッセージを裏付けています。すなわち、AIによって一般的な金融情報へのアクセスが容易になる一方で、CFP®認定者は、顧客がその情報を正しく解釈し、利害関係や条件比較を理解したうえで、自らの目標や価値観、生活環境に沿った意思決定を行えるよう支援できるという点です。
FPSBのCEOであるダンテ・デ・ゴリ氏(CFP®認定者)は次のように述べています。「AIにはファイナンシャル・プランニングへのアクセスを広げ、FPによる顧客サービスの質を向上させる可能性があります。しかし、テクノロジー単体では、プロのファイナンシャル・プランニングの実務家が提供する確かな判断力、倫理的責任、そして人間ならではの深い理解に取って代わることはできません。「WFPD」にあたり、FPSBは改めて生活者の皆様にお伝えします。CFP®認定者は、AIによって生成されたものも含め、あらゆる金融情報をそれぞれの目標や価値観、そして現実の生活環境を反映した実行可能なプランへと昇華させるための支援をすることができます。」
FPSBグローバル調査「2026年ファイナンシャル・プランニングにおけるAIの影響」の主な内容
• FPは、AIによる生活者向けサービス向上に楽観的な見解。83%の回答者が「AIはより良いサービスの提供に役立つ」と回答しました(2025年の78%から上昇)。また、75%の回答者が「アドバイスの質の向上につながる」と回答しました(2025年の60%から大幅に上昇)。
• AIによりファイナンシャル・プランニングへのアクセス拡大が期待される。FPの10人中7人が、AIによって現在十分なサービスを受けていない人々のアクセスが拡大すると回答し(2025年の10人中6人から増加)、68%がアドバイスにかかる費用が低減すると考えています(2025年の59%から増加)。
• 生活者はすでに金融上の意志決定においてAIを活用している。FPの33%が、生活者が金融に関してAIを利用する目的として「一般的な金融教育」が最も多いと回答しました。また、25%が「実務家からのアドバイスの検証や比較」のためにAIを利用していると回答しています。
• 生活者による金融上の事項に関するAI利用が、FPと生活者の対話の形を変化させ始めている。FPの21%が「生活者がAIを利用することによって、AIが生成した情報を文脈に合わせて説明したり、修正する必要性が高まった」と回答しました。一方で、19%のFPは「生活者のAI利用が、より協調的な議論の増加につながった」と報告しています。
ダンテ・デ・ゴリ氏はさらに次のように付け加えています。
「AIはファイナンシャル・プランニングにおけるサポートツールとして今後さらに普及していくかもしれませんが、専門家によるプロの判断の代わりになるものではありません。より多くの生活者がお金について学ぶためにAIを活用するようになる中、FPは『自分にとって何が関連する情報なのか』『何に注意すべきか』、そして『金融上の意思決定が、より広範で長期的なライフプランにおいてどのような意味を持つのか』を理解できるよう支援することができるのです。」
「2026年ファイナンシャル・プランニングにおけるAIの影響」のサマリー(英語)及び調査レポート全文(英語)につきましては、以下からご覧いただけます。
| サマリー(英語) | 調査レポート全文(英語) |
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【出典:2026年10月7日 FPSB News Release】
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