贈与税の基本
生前に受ける贈与「生前贈与」と贈与税
両親や祖父母から、住宅購入費用、教育費などの援助を受けるケースもあります。これを「生前贈与」といい、一定額を超える贈与を受けたときには、贈与税が課税されます。生前贈与を受けるときに注意したいのは、相続税と比較したときの税率の高さです。たとえば平成27年1月以降では1,000万円以下の遺産にかかる相続税率が10%なのに対し、贈与税率は直系尊属(祖父母や父母など)から20歳以上の人への贈与で30%、それ以外で40%と、相続税の3倍~4倍の税率となっています。
税率だけを見ると負担が大きい贈与ですが、法定相続人以外に対しても利用できるというメリットもあります。また、贈与税には非課税枠も設けられていますので、活用しましょう。